20150630

夕方まで

2015/6/29月


15時半に目が覚めた。
あぶない。あと一歩で夕方だった。

きっと三度寝くらいした。
どうしてこんなに寝てしまったのか。

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津奈木に来て、初めてこんなに寝た。
ひとつ言い訳するなら、すっごい怖い夢をみたので、夢を夢で塗り替えたかった。


久しぶりにこんなに眠って、自分らしいな。と思ったけど、
自分らしい、とか言ってる場合ではない。



アトリエへ
時間もなく、ただ絵を眺めるだけだったけど、なにか一つはしなくちゃと、ひと筆描き加える。

そのあと、自転車でぶらぶら。
こんなにお天気だったのにねぇ。



ナフコに行ってチョウツガイを買う。値札には丁番(チョウバン)と書いてあって、蝶だと思ってたのに...と思ったら、やっぱり蝶番とも書くそう。




それより、ツガイは番って書くんだ...





鍋いっぱいに野菜スープを作る。
あしたの分もと思っていたけど、ほとんど食べてしまった。


あっという間に0時を過ぎた。

これで今日は終われないと粘土を始める。










ギザギザ葉っぱのギザギザ花








痛くないよ、こっちにお出で。








20150629

昼の夢

20156/28日


朝、日記を書いていた。
最近ちゃんと眠れていない。

電話がなる。
伯母からだった。
「元気にしとるね?今日は何しとっと?」





おじおばが津奈木に来ることになりました。
家に来るかもしれないな、と散乱していた部屋を片付け、
昨日風呂に入っていなかったので、朝風呂したらつい長風呂になってしまった。

リクエストに野菜がほしい。
と言ったら沢山買って来てくれて、冷蔵庫が充実した。




三人でお昼を食べに水俣の方へ行った。
今日は久しぶりの晴れ。
昨日までとは全く違う光景に、夢かと思った。




たまにはこうやって外に出かけるのもいいな。
最近は気持ちだけが焦っていていい仕事ができていなかった。
太陽の光が体にしみた。




湯の児温泉を通り、浜辺へ




おじちゃんもおばちゃんも、ここには何度も来たことあるけど、ここを歩くのは初めて。
と喜んでいた。
もうすぐ結婚50周年の二人。





いつもわたしを見守っていてくれて、晴れの日に会いに来てくれる。





わたしを育ててくれた二人です。





夕方
美術館に戻って、アトリエを案内したあと、おじおばは帰っていった。
「寂しくないか?」と聞かれて
「全く寂しくない。毎日すごく充実している。」と答えると、おじちゃんがとても喜んだ。





家に帰って布団の上にゴロン。
お布団に吸収されるように眠ってしまった。
夢をみた。
夏休みの午後のような感じだった。






20150628

朝は知らない

2015/6/27土


七時半

ハキハキと元気な男の人の声が聞こえてくる


毎朝のこと。


うっすら目を開けて耳をかたむける。



あぁ。今日も旅立ってしまった。











津奈木に来てまだ慣れないことが一つある。


有線放送。で読み上げられる訃報。


今日もこの同じ町に悲しんでいる人がいるんだ、と思う。


毎日の出来事とは思えない。


人生ってなんなんだろうと一瞬考え、


そしてもう一度寝なおす。







ウダウダしていると知らないあいだに昼になる。



ぐるぐるカーテン・向き合う二人




洗濯物はいつになったら乾くのでしょうか。






アトリエへ






更に新しいの二点描きだした。
でもお昼に来たのでは時間が無さすぎる。



おやつに栗ういろう。
一本食べたらどっかりきた







絵より、夜にねんかかる第三夜の事を考えていた。












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朝になってしまった。




日記、途中で力尽き寝てた。
最近書き始めるのも書き終わるのも遅い。

有線放送の事を考えすぎた。

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七時半。
今日もハキハキ元気な声が流れる。

きょうはもう寝ないでアトリエに行こう。










20150627

夜にねんかかったまま

2015/6/26金


ああ、電気つけっぱなしだ。なんだっけ。あ、そうだ。日記書く前に寝ちゃったんだ。

朝起きて、電気を消す。なんか変。

日記を書く。


12時美術館へ行く。




昨日のワークショップの片付けがまだ残っている。

その前にまだ白黒のハガキ数枚を着彩して仕上げることにした。




昨日、一回捨てたみんなのパレットをゴミ袋から取り出す。
油絵具って乾かないからいいよね。

絵の具も食べ物も残しません!


いつまでもあると思うなコイノボリ
なつかしい

重要文化財
津奈木重盤岩眼鏡橋




作業をしていると、喫茶室のおばちゃんが
「遠慮せんでー遠慮せんでー!今回のアーチストは全然こんねー!お茶ば飲みに来なさい~」
と誘ってくれたので、一段落して二階の喫茶室に行った。




窓に背を向けて座って、おばちゃんと世間話をした。




「喉が渇いたら来なさい!」



まるで私が遠慮しがちな子みたいになっているけど、いやいや本当は相当図々しいです..。

まだ猫をかぶってるんです。


コーヒー&黒砂糖、二杯目、緑茶&よもぎ餅。

おばちゃんの話も長いけど、私の居座りもなかなかでした。

先に席を立ったのはおばちゃんでした。「今日は何すっと?アトリエ帰るよ!」

一緒にアトリエに戻って、テーブルを片付けるのと、ブルーシートを広げるのを手伝ってもらいました。
「何でも言ってちょうだいね!お節介おばちゃんは喜んで手伝うよ!」


私も、そんなおばさんになりたいです。




アトリエに一人。絵の前で停止。
椅子の上で体育座り。うずくまる。

何かしないと。と思いつつ時間は過ぎていきます。

答えは見つかりません...。


 
4時すぎ。トントントン、アトリエに陶芸の斎藤さんがやってきました。

わあ!

私の大好きな大好きな塩レモンを届けにきてくれたのです。





昨日、前回いただいた塩レモンが残り少ない事を悲しげに訴えたら、夢が叶いました。





津奈木のレモンで作った塩レモン。皮ごとすり潰してあるので独特の苦味があって、本当にやみつきになります。何の料理でもよく合う。大きいビンで頂いたので滞在中は足りそうでホッとしました。


もう今日は絵は描かない!
一気に爽やかな気持ちになりました。


それから斎藤さんと、陶芸の事やワークショップ第三夜の話をしました。






家に帰ってからも、夜にねんかかる第三夜の事をあれこれ考えました。
色に関する事をやろうと思っています。



全四回の半分が終わって、あと二回ですが、ロゴを作ってみました。





ひと休みして再度見てびっくり。何これ、猫!?

さっきまで私、「夜」にねんかかる鳥を描いていたはずなのに。

一度猫に見えたらもう猫になってしまって、あわてて鳥の特徴である目の周りの丸を描き加えたのですが変な猫になるだけでした。





90度回転させたら、鳥に見えました。

まあ、どっちでもいいです。

トリネコ。


私も鳥も猫も夜にねんかかったまま。

明日からは目を覚ましてがんばろう。



45°










20150626

夜にねんかかる 第二夜

2015/6/25木


今日は、夜にワークショップ「夜にねんかかる第二夜」があります。





今回は、白黒写真に油絵具で手彩色して津奈木の絵葉書を作ります。




津奈木は絵葉書にピッタリの町だと思いました。



夕方まで絵を描きました。



5時、ワークショップの準備に取りかかります。



パレット、絵具、筆、ランチョンマット?人数分並べて、気分はウエイトレスでした。








夜7時よりはじまり。


持ってきていただいた津奈木の写真二枚を白黒ハガキ印刷して、油絵具で彩色していきます。


私の思い出三ツ島海岸...






みなさん、集中して彩色されていました。





絵のようになっていく津奈木の風景。





できました!津奈木の絵葉書!



みんなでわいわい言いながら鑑賞会。
「難しかったー!」「いい雰囲気だね。」「二枚も出来ると思わんかった!」「写真とはやっぱり違うね。」
みなさん、楽しそうで良かったです。

写真を撮った場所にまた行って景色を眺めてみてください。
「わたしは、この山この海この建物、あんな色で塗ったなぁ。」って思うと思います。
すると今度は自分自身が絵葉書の中にいる感覚になるかもしれません。
私はそんな不思議がすきです。

ありがとうございました。




差し入れのちらし寿司どーん!
みんなでペロリ。
ごちそうさまでした!







無事に終わってほっとして、

日記を書く前に寝てしまいました。





第三夜は7/23木
またお知らせします