中学校出張授業、最後のワークショップ、ブロンズマラソン。
秋のイベントも次々と終わった。
あとは、展覧会が終わるのを待つのみなのですが、津奈木でゆっくりしたいなと思って、11月19日、おれんじ鉄道に乗ってやって来た。
不知火海の際を走っています
出張授業で知り合った、中学三年生のみーちゃんが、21日に文化祭があるので来てください。と誘ってくれた。
準備は順調?と聞くと、「つまようじアート」が全然出来てなくて焦っている!と言っていて、つまようじアート?と思いながら、中学校に様子を見に行った。
放課後
技術室を覗くとみんな作業をしていて、私に気づいたみーちゃんが手を振って近づいて来ました。
全然終わってなくて、やばいんですよー!
どんな、つまようじのアートなんだろう、と思っていたら、つまようじを、黒、赤、黄、青、白....と色分けして塗って、それを一本づつ発泡スチロールに刺していき、点描のように絵を完成させるというものでした。
まあ、大変。
私もさっそく手伝いました。
先生が、もう帰りなさい!と言うまでやっていました。
外に出るとあたりはもう真っ暗で、みーちゃんと話しながら二人で帰りました。
20日
次の朝も歩いて中学校に登校しました。
技術室に行きました。
みんなは他の授業でいませんでした。
一人でコツコツつまようじを刺していきました。
事務の方がお茶を持ってきてくれたり、校長先生が見に来てくれました。
他の授業が終わった三年生も技術室に来て一緒につまようじを刺しました。
やっと1パーツできました!4時間くらいかかりました。
みんな頑張った甲斐があって、終わりの光が見えて来ました。
みーちゃんとほっと胸をなでおろしました。
四時間目の終わり頃、もうすぐ給食の時間だなぁ。(きっと顔に出てたんでしょうね)と思っていると、みーちゃんも、給食食べて行けばいいのに~!と意気投合しました。
担任の先生に、みーちゃんが給食を食べていいか聞いてくれましたが、先生は、校長先生に聞かないと...とおっしゃるので、みーちゃんと二人で校長室に行きました。
「校長先生、優しいからぜったい大丈夫だよ。」とか「ぜったい給食食べたいよー」とか廊下で打ち合わせをして、にやにやしながら校長室に入っていきました。
「あーどうもどうも武内さん、たくさん手伝ってくれて、ありがとうございます。」
私の頭の中は給食でいっぱいでしたが、いっとき世間話をしました。
「いやーなんか、お礼ばせなんですね。」
と校長先生が言ったので、みーちゃん!今だよ!給食の話を!と思ったら、みーちゃんは、元気な声で「歌!」と言いました。
いやー歌のプレゼントもかなり素敵ですが、給食が...食べたい。
もう我慢できず、みーちゃんの耳元で「給食、給食,,,」と囁きました。
「給食食べてもいいですか?」とみーちゃんが聞くと、校長先生は快く承諾してくださいました。
やったー!17年ぶりの給食です。
もう一度食べたいと思っていた、夢の給食。
懐かしい、給食独特のにおいがしました。
机をくっつけて、私の分を配膳してくれました。
今日のおかずは、シチューに米粉パン、
あ~!マーシャルビーンズ!懐かしい!
目の前の給食には興奮しっぱなしでしたが、慣れない教室には緊張していて、この感じ何かに似ているなと思ったら、転校生の気持ちでした。
でもみーちゃんが隣の席だったので安心できました。
そして、久しぶりの給食を食べてみて思ったのが、量、少なくない?でした。
私が大食いになったのかな。
おいしかったです。
牛乳パックのたたみ方を教えてもらいました。
ごちそうさまでした。
大きいおかず
給食を食べ終わった後、生徒達が何かを持って廊下に次々と出ていきます。
何をしているんだろうと思ったら、歯磨きでした。
びっくりして、「歯磨きの時間、私の時代はなかったよ。」
と言うと、「えー汚いー!」と言われてしまいました。
だって、本当に小学校も中学校もなかったんだもん。
だから、みんなが廊下で歯を磨いている光景がとても新鮮に見えました。
昼休みが始まると、教室の後ろに並び出して、合唱コンクールの練習をはじめました。
中学生が分単位で動いていることに驚かさせられました。
久しぶりに生の合唱を聞いて、なんだか涙が出てきそうな感じでした。
昼休みにおいとまして、放課後また様子を見に行きました。
つまようじアート、完成です!(わかりますか?校舎の前にみんなが集合しているところ。角度で見え方が変わります。)
よく頑張ったね。