20150622

海に描きに行く  しょっぱい雨

2015/6/22月


目が覚めて雨の音が聞こえたので
また目を瞑った。


もう一度目が覚めて、そうだ、雨の日からが本番なんだ。と起き上がった。


今日の海岸は誰もいない。
これが普通。
昨日までの晴れが奇跡だったんだ。





話は変わるけど、私はほとんどの服を人からもらっている。
おさがりとか、要らないってやつを。

人間からだけではない。
この、ロングスカート





洗濯機から貰った。





せんちゃん、ウエスト太いけど、大は小を兼ねるなので問題なし。
ありがとう、助かったよ。





海の中の雨はしょっぱいのかな。




さあ、キャンバスを並べて絵を描こう。
と思いつつ時間が過ぎていく。
雨の中、何ができるかを先に考えてしまう。

キャンバスを並べてからも濡れるキャンバスを目の前にゆっくり考える。
描こう。


雨の中、絵を描く。
さっき考えていたよりずっと楽しかった。
でも一つ気づいたことがある。


晴れの日まで、乾かないってこと。



絵に傘をさしても無理。
太陽が必要なのでした。




天気予報を見るとこれから数日間ずっと雨。
腕組みをしてじっと考えました。

アトリエに絵を持ち帰って、できることしようかな。他の絵も描かなきゃいけないし。
そしてまた雨上がったらここで描こうかな。

...嘘ついてる私。本当の本当の気持ちは、雨に挫折したのでした。




あんなに雨の日でも描くって言っていたのに。


雨はそんなに甘くないってことですか。


悲しくなりながら自転車を漕ぐ。
天黑黑を大きな声で歌う。




明日絵を取りに行きます。