夜にねんかかる 第三夜
「空っぽ色の絵の具箱」
今日の夜7時からワークショップがあります。
タイトルは、空っぽ色の絵の具箱。
今はまだ、空っぽ色の絵の具箱ですが、今夜にはみんなの色が詰まった絵の具箱になると思います。
朝から変な感じだなぁ、と思っていたら、緊張しているみたいでした。
はじめての試みだったので、どんな風になるのかすこしの不安はありますが、楽しみです。
今日の参加者は七名。私を入れて八名です。一つの箱に丁度おさまる八人八色です。
今回参加者のみなさんには、作ってみたい色を持って来てもらったのですが、それらをテーブルに並べるだけで、楽しくなって、いつまででも眺めていられそうでした。
画材は油絵具の赤、青、黄、白の四色だけを使い、混色し持ってきたモチーフの色(花びらのこの際の色、ウニのここの部分の色、などなるべく色の範囲を限定する)を作り出します。
色ができたら、空チューブに詰め、色に名前を付け、ラベルを貼って完成です。
絵の具をナイフでコネコネ。
色をすこし加えるだけで、今まであった色は別の色へ変化します。
今回、色のモチーフを自然の物に限定したのも理由がありますが、その説明を書こうとしたら難しくて時間がたってしまいました。なので断念します。
とにかく自然にはかなわないという事です。
塩レモン(私の好物)の色は絵の具の「黄色」でも「レモン色」でもなく、もっと彩度を落とした色です。
真ん中が本物の塩レモン。
だんだん近づいてきました。
遠のく色に戸惑いながら、近づく色に喜びながら、色と色を見比べて。
あっという間の時間でした。
絵の具ができたら、ラベルを貼って、チューブに詰めます。
箱の内側にも色を塗り、色の名前を書いてもらいました。
かわった百日草色
ナガウニ色
(写真ではわからないけど、うっすら緑っぽい)
しおレモン色
きんれんか色
しそジュース色
セミのぬけがら色
水色あじさい色
完成です。
色のモチーフ(頭の上)と出来た絵の具を持って、記念撮影。
八人八色。
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出来た絵の具は持ち帰っていただきましたが、私にも記念に少しずつ色を分けてもらいました。
次の日。
保存版の完成です。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
こんなに美しいそれぞれの色が出来て、一つの箱の中に並べる事が出来てとても嬉しいです。
また少しずつ増えていけばいいな。
今日はもう、おなかいっぱい絵の具箱。
おやすみなさい。
次回のワークショップ
夜にねんかかる
第四夜(最終回)
8月20日(木)夜7時より